2010年2月28日日曜日

ノースシー・グリッド計画

ウォールストリートジャーナルによると、欧州北海沿岸9カ国はノースシー・グリッド計画(3兆7000億円)を進めるとのこと。自然エネルギー発電による電力供給を6000kmに及ぶ送電網で国境を越えて共有する。また、ドイツ中心のデザーテックプロジェクト(50兆円)は北アフリカの有効活用として太陽熱発電パークを作り、2050年までに欧州の電力の15%を補う計画もある。
背景は火力発電所の老朽化。今後の10年間で30%の電力が失われる。2020年までに全体の20%を再生可能エネルギーにする目標も立てている。
国内に目を向けると電気事業法がスマートグリッドの障害になっているという意見もある。電力事業会社の大きな抵抗もあって不思議ではない。もし、従来の事業主を重視するのであれば、事業主が再生可能エネルギーの供給にもっと投資をするべきだろう。当研究所は潮力発電、海流発電などの開発を進めるべきと考えている。

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