2010年2月6日土曜日

脱化石燃料の世界

自然エネルギーと原子力によってユビキタスに生産される電気がスマートグリッドで分散利用される30年後の世界。飛行機などの大陸間移動手段はどうなっているだろうか。
水素やバイオディーゼル等再生可能エネルギーによって飛行機を飛ばすのか、あるいは、超高速リニアモーターカーなどの大規模インフラが整備され、陸路で大陸間を移動できるようになっているか。
陸路の場合は、世界の主要都市の分布が大きく変わることが予想される。例えば、わが国では、大陸に近い北海道がロシア、米国の玄関に変わる可能性がある。
再生可能エネルギーの利用が普及する場合は、農業の社会的意義が変わる。現時点では、こちらのシナリオのほうが現実味があるだろう。
再生可能エネルギーが飛行機等限定的になれば、わが国も国産エネルギーだけで補える可能性もある。こうした可能性が具体的に試算されれば、世界のパワーバランスが大きく変わることも考えられる。
これから先の、50年間、技術動向から眼が離せない。

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