2010年2月4日木曜日

将来のエネルギー

20年ほど前は石油の次は天然ガスと考えられていた。しかし、今は送電システムを大きく見直し、エジソンの発明以来続いてきた一局大規模発電-長距離送電システムから、ユビキタス小規模発電を中心とするスマートグリッドへの移行が検討されている。
長期(5年-10年)投資を考えると、このスマートグリッド関連事業は有望と思われる。
電気自動車の蓄電池はスマートグリッドに組み込まれることを考えると、電気自動車の普及はスマートグリッド関連事業への投資タイミングをはかる指標のひとつになるだろう。
電気自動車の心臓部はモーターと電池。電池市場は技術競争と価格競争が混在しており、メーカーも多数存在する。しかし、自動車用モーターは電池市場ほどの状況にはいたっていないだろう。研究所としては、そういう視点でモーター市場に注目している。
国内では、日本電産、明電舎、安川電機などいくつかのメーカーが開発に取り組んでいる。日本電産はHDDのモーターを世界的に提供しており、株価は順調に上昇している。他方、明電舎や安川電機の株価は過去の株価よりは低いレベルで推移している。
本研究所では、したがって、明電舎や安川電機の株価を電気自動車-スマートグリッドの指標にしていくことについて、さらに検討中である。

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