2010年12月31日金曜日

来年の展望

省エネに寄与する高機能材料が注目されるだろう。
その筆頭はPAN系炭素繊維。航空機のみならず、自動車材料への展開が来年中に起こるだろう。鉄鋼に代わる材料としての基盤ができるだろう。
光触媒材料の需要も増大することが期待される。建物の外壁、内壁などの塗料、コーティング材として、空調費を下げ、炭酸ガス削減効果のある塗料は注目だ。
ゲーム業界は新たなタイプのソフトとして、身の回りの出来事の意外な関係を見つけるような知的ゲームが登場するだろう。
当研究所は上記にかかわる銘柄に注目していきたい。
資産倍増を2011年の目標とする。

2010年12月19日日曜日

チタン、炭素繊維

今年は材料がトレンドだった。

当研究所は今年の初めに「チタン」のトレンドが到来することを記載した。
今、それが現実のものとなった。
本年の大きな成果である。「チタン」のトレンドは飛行機材料と限定的だが、これからはさらに光触媒としての用途が広がると観ている。

もうひとつのトレンド、「炭素繊維」。本年秋に大きなテーマとして取り上げられたが、東レ、帝人等の総売り上げに占める割合はまだ微小。
こちらも用途は航空機と限定的。量産化技術を完成させた企業から量産自動車等の産業に参入できる。このトレンドは来年に持ち越されそうだ。

材料といえば、レアアースが大きく取り上げられた年であった。レアアースは投機的目的としては良いテーマであるが、トレンドとしてとらえた計画的な投資には向かない。

ブランディング技術

新興国の成長によって、先進国企業にはブランディングの重要性が増している。
ユーザーが受け取っている価値観を製品の計測可能なパラメーターに置き換え、製品定義を行い、侵害を防ぐ。
農作物では、テイストと相関する遺伝子タグ等を如何に見つけるか。あるいは成分なのか。生物学的なばらつきをどう盛り込むか。
治療薬では、個々異なる患者への満足度に対応したサービスをどう定量化するか。

感性と物質をつなぐための知恵を得るために、学問は新たな次元に進む。

当研究所ではブランディング技術はこの先5年間の先進国におけるトレンドとみて研究を続ける。