2010年2月24日水曜日

核酸医薬開発

核酸医薬はさまざまである。アンチセンス、アプタマー、デコイ、そしてsiRNAやmiRNA等があげられる。RNA干渉が発見された頃は抗体医薬とともに核酸医薬は脚光を浴びた。しかし、デリバリーの難しさと、費用対効果の側面から今は沈静化している。ただ、癌等の治療薬として、また、眼の疾患等薬物動態がシンプルなものは依然として期待されている。
核酸医薬の研究開発動向をみると2003年を底に2009年まで増加している。しかし、開発の進捗をみると開発後期にあるものは極めて少ない。
基盤技術として、核酸医薬の開発支援を考えるならば、低分子化合物並みのコストで、しかもGMP適合レベルで合成できる方法の開発が鍵となるだろう。国内ではジーンデザインという企業がGMP対応で核酸合成をおこなっている。

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