2010年4月20日火曜日

日本政府は市場を作るべき

米国のオバマ大統領はスペースシャトル計画終了後の米国宇宙政策として有人火星探査を発表した。これによって、米国の新規技術とその市場が活気付くに違いない。
他方、国内では、再生医療が騒がれ、政府の研究投資も行われているが、市場はない。政府は国内の病院から市場への圧力が高まるのをじっと待って、厚労省が枠組みを整備していくのであろう。こうした日本の体制は研究投資の政府負担を長期にわたり増やすばかりで、その社会還元効果が現れるタイミングも遅れる。
米国のように政府が先に市場を作り、先端技術が民間のサービスを通して国民に還元されるような仕組みをつくるべきだ、と、いつも考えている。
イノベーションとはこうした環境の下で初めて持続的に行われるのである。

政府は投資を行う前に、魅力ある市場を提示していただきたい。

2010年4月17日土曜日

チタン材料

チタン材料は大変興味深い。まず、白さが際立つ。光触媒として、浄化、脱臭作用が認められる。酸化チタンコートされたガラスの濡れ性はきわめて高く、熱の蒸散性を高めることに使われる。建築物の省エネ効果を高め、美しさを長期に維持するために効果的な材料である。
石原産業はこの魅力的な材料を提供する会社で、大変興味深い。2005年の土壌汚染問題やサブプライム後の景気低迷の影響で、財務状態は悪そうであるが、復活してもらいたい。
当該企業は農薬を欧米日に販売しているが、アジア市場を開拓したほうがよいのではないか。
当研究所は上記のような理由で、次の投資パイプラインに石原産業を選択した。

石原産業株価の特徴:100円未満の低価格株、株式流動性は高い。為替相場に敏感に反応。現在84円。為替相場が円安に動けば、100円ライン到達が期待できる。

2010年4月3日土曜日

投資成果

当研究所2月~3月の成果
日東電工 3480円→3720円 +6.8%
明電舎  378円→441円 +17%
利益確定成果 +8%