2011年9月10日土曜日

政府第四期科学技術基本計画

23年8月19日に閣議決定された第四期科学技術基本計画はこの先5年間の政府科学技術予算の使途を決める重要な計画である。それによれば、とにかく復興に使うという。科学者の中には、東北の学者と組むことで予算取りを目論む者もいる。科学者は自分の利益より、真摯に復興に貢献してもらいたい。
とはいうものの、本来、純粋科学と実業はほとんど関係がない。従って、科学者は中立的にあるべき世界と、人間の営みについて、理解を深める努力を期待する。
だからこそ、うわべの理由で予算配分を決めて欲しくない。
復興を本当に考えるのであれば、科学技術予算を大幅に削ってでも復興にかけたら良いとも思う。
つづく、

2011年9月6日火曜日

外部電源のいらない電子デバイスで永久稼働

振動(オムロン、ブラザー工業、村田製作所)、圧力(村田製作所)、熱(村田製作所)、体温(村田製作所)、電波(東京エレクトロンデバイス)、音(東北大)、光(TDK、太陽誘電、村田製作所、ローム)を電力に変換する電子デバイスの用途開発が進んでいる。
住宅ビルでは、照明・空調のリモコン、セキュリティーシステムのセンサー。
自動車では、車載センサー、操作スイッチ、パンク検知センサー。
産業・交通では、ボイラー等の稼働監視、橋・道路の老朽化、震災監視。
家電では、リモコン。
医療では、心臓ペースメーカー、体内カプセル、高機能コンタクトレンズ。

塵も積もれば山となる。電気の地産地消は大電力だけでなく、ミクロな世界にも広がりそうだ。