2010年3月5日金曜日

バイオ燃料の基準改定

経産省はバイオ燃料の基準を改正するそうだ。バイオ燃料は炭酸ガスを原料に作られているから燃やしても炭酸ガスを大気中に戻すだけというストーリーで価値が語られてきたが、現実には製造過程でのシステム稼働や運搬等で炭酸ガスを出している。したがって、炭酸ガスを出さないで作られているという認識は正確ではない。それでも化石燃料よりは単位熱量当たりの炭酸ガス発生量は低いであろう。そうした事情から、化石燃料に比べて炭酸ガス排出量が50%以下のものをバイオ燃料とするそうだ。
こうした場合、基準を満たすバイオエタノールの主力はブラジル産ということになってくる。ブラジルでのバイオエタノール生産事業といえば双日が目立っている。今後どうなるか。

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