2010年3月2日火曜日

水ビジネス

「水不足」は21世紀の後半の社会問題になることが懸念されている。一般に我々が「水」をイメージするとき、飲み水を想像するが、問題となるのは、水不足による食糧不足なのだ。
地球の気候変動によって長い乾季と短い豪雨期に特徴づけられる地域が増えるとの予測がある。この予測が現実のものとなると、豪雨によって大地の養分は海に流され、長い乾季に植物が枯れるという事態になる。
水への投資を考えるならば、従って砂漠をはじめとする乾燥地帯での農業を可能にする技術を有している企業ということになるだろう。双日は大学発ベンチャー「メビオール」が開発した保湿フィルムを使ってUAEとサウジアラビアでトマトを作る試験を行っているとのこと。
農業といえば、国内ではアグリビジネスとして認知されている分野かもしれない。ラディッシュボーヤ等無農薬野菜の会員制ネット販売事業やワタミ等の契約農家による有機野菜仕入れモデル等がある。
これらのビジネスに比べて、双日が興味深いのはオイルマネーをうまく活用しているところだ。
興味深く見守っていきたい。

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