2013年2月14日木曜日

2013年3月期決算からみえる今年のトレンド

アベノミクスが騒がれ、為替が大幅に円安側に動いた。その後の決算。
当然、国内原油価格が上がり、川上の石油関係は利益が縮小した。
一方で、北米やアジアの景気回復によって農業機械などの市場が活況になった。
アフリカでは、紙おむつや衣類用合成繊維の市場が拡大し、国内企業の利益を押し上げた。
復興がようやく進み、セメント業界、建設業界や不動産業界は今年ホットになるだろう。すでにその兆しは見えている。
中国市場は縮小ぎみだ。日産など中国重点化した企業は方針転換を迫られるかもしれない。
ゲーム業界は勝ち負けが鮮明になった。今年はもっと差がつくだろう。
為替の結果、金融は含み損をずいぶん取り戻した。
広告業界も活況だ。

スマートフォン市場は停滞するだろう。それだけに国内部品メーカーには厳しい年になる。液晶パネルは利益が大きかったが、近く影響を受けるだろう。
家電製品も行き詰まり。それに伴って、原料のアクリロニトリルを生産している化学メーカーも減益だ。

景気の立ち直り時期には不動産、金融、建設、建設資材産業が活発になるが、今年はその年に当たると結論する。


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