2011年3月6日日曜日

2スピード化は経済発展のボトルネック

スイスIMDの調査では、日本の科学インフラは世界2位だそうだ。
それは経済発展にとってプラスなのだろうか?そんな疑問が沸き起こる。

インターネットがよい例である。
インターネットはこれまでの社会構造に破壊的な変化を与え続けている。
物質世界の距離と情報世界の距離のかい離が現代の法体系、治安にあけた風穴をふさぐすべを知る人はいない。

技術が進み過ぎ、社会がそれに対して大きく後れをとる構造の典型だ。

スポーツの世界に浸透する筋肉増強剤や、筋肉改造遺伝子治療等。改造人間が金メダルをとっても決して感動は得られないであろう。

そんな科学の世界においてBMI(ブレインマシンインターフェイス)が話題にのぼる。
脳の信号で機械(ロボット)を動かし、その機械の動きは脳に刺激を与える。
脳と人工物の直接的コミュニケーションは社会秩序をどう変えるのか。 知らないことが人々の不安を募らせる。

ヒトが永続的に幸福感を味わうためには、サービスと社会需要性の関係を無視できない。
社会需要性を科学の発展スピードに追いつけるすべは、歴史を概観する限り見当たらない。
となれば、科学の発展スピードを人々の理性がおさえることはできるのだろうか。

科学インフラを評価された日本は、それにうぬぼれることなく社会学的インフラの整備に力を入れるべきではないだろうか。

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