2010年5月8日土曜日

日本はサービスを輸出すべき

先進国において見られる政局の混乱は金融至上主義に基づく先進国特有の経済成長に限界が来たことを暗示している。イノベーションと称して新しい技術に基づく新しい市場を国内外に作ろうとする動きも活発になっているが、経済活動に対してスピードが追いついていない。
こうした中、先進国はどのような成長戦略を描けばよいのか。
当研究所の考えは、中国国内をクライアントとする先進国ノウハウを活用したサービス事業の推進が必要というもの。中国は現在、第二次産業の工場となっているが、元切り上げ等の調整によりその国際的役割も変わっていくだろう。先進国型の第三次産業中心の社会へシフトするには、日本を見る限り、30年はかかる。この間、先進国にとっては中国に心地よいサービスを提供することがビジネスとなる。
現在考えうる具体的な事業は、ロジスティクス技術を活用した陸運ではないだろうか。また、近未来的には、先進の医療サービス等も考えられる。
ヤマト運輸や日本通運などに期待。佐川も魅力的だが、公開していない。

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