2013年6月22日土曜日

6月21日週報(いよいよアジア)

これからは週報のスタイルでいきます。1週間のニュースから世界・国内の動向をまとめ、次の週の投資方針を考える契機に使っていただければ幸いです。

【日経平均と投資戦略】
週の前半は大きく下げ、後半は持ち直し。下げたときは全面安。あげた時は、ばらばら。ここに投資のヒントあり。株価は安定に向かうとみられており、次の全面安が買いのチャンス。売りは参議院選のころか。都議会議員選挙後の次週は利益確定の機会かもしれない。

【世界動向】
米国:景気回復傾向を確認。量的金融緩和の縮小示唆から株式市場は売りが目立った。

中国:地域開発しても企業入らず、投資回収が難しくなっている。シャドーバンキングに貸倒が起こる可能性は高まっている。産業に目を向ければ、半導体市場は縮小。あおりを受けているのが台湾や日本。他方、コモディティは紙おむつニーズ拡大。

アジア:インド、東南アジアの市場は拡大。黒字転換の日本企業が増えている。台湾への加工機械増加。

【国内市場】
白物家電が縮小。将来的には長期間使え、消耗品やサービスで利益をとる白物家電ビジネスに変わるかもしれない。
デパートの美術・宝飾・貴金属の売り上げ増加(一時的であろう)。食品、衣料は減少→これも一時的であろうか。
4月、5月コンビニ、スーパーの売り上げ減少。
物流は増益→景気は回復している。

【注目技術】
大林組:建築資材の自動運搬システム開発。高齢者比率の高い建設現場の安全性を向上。社会の高齢化対策を支える技術として横展開が期待される。

【知的なニュース】
東京薬科大学:38億年前の生物の蛋白質を復元。遺伝子配列の系統解析を逆に利用し、生命発生のころの遺伝子配列を推定するだけでなく、実際に合成し、蛋白質の性質を調べた点がすごい。100度近い温度で安定だったことから、生命が発生する環境が想像される。その手があったか、という研究に脱帽。





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