ノーマリオフコンピュータ。
聞き慣れない言葉だが、究極の省エネコンピュータだ。
世界中に溢れるコンピュータの消費電力は無視できないところとなっている。
コンピュータが消費する電力のほとんどは計算ではない。記憶を消さないためだ。
現在のコンピュータは揮発性メモリ、すなわち、電力が提供されないと記憶が消えてしまうメモリが使われている。
これに対し、不揮発性メモリというものがある。
電力が供給されなくても、記憶が消えない。USBメモリなどがその例だ。
既存の不揮発性メモリは読み書きに時間がかかる。
今、世界中でスピントロニクスを応用した、読み書き速度が速く、消費電力が極めて小さい不揮発性メモリMRAMの開発競争が行われているそうだ。
このメモリが実用化されると、コンピュータは計算する時だけ電力を消費すればよく、通常は電源がオフの状態で良い。すなわち、ノーマリオフだ。電力は100〜1000分の1ほどになるだろう。
来るべく省エネ革命に投資しよう。
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